春の旬の野菜と言えばたけのこですね。
たけのこご飯にしたり、煮物にしたり、おいしいですね。
たけのこを調理するときはまずあく抜きをしなくてはいけませんよね。
一般的にあく抜きと言えば、ぬかを使ったあく抜きですが、重曹でもあく抜きができるんです。
簡単にあく抜き出来たら嬉しいですね。
たけのこの選び方
たけのこの旬といえば4~5月です。
たけのこを選ぶときはどのようなところを見るといいでしょう。
たけのこは形はずんぐりしたものがいいでしょう。
手にしたときにずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
大きさの割に軽いと感じるものは、水分が少なくなり、鮮度が落ちています。
皮につやがあって、切り口は白くてみずみずしいものを選びましょう。
穂先が緑色になっているときは、育ち過ぎてしまって、えぐみが強くなっているので、
穂先は黄色く開いていないものを選びましょう。
一般的にたけのことして出回っているのは、孟宗竹(もうそうちく)と呼ばれるものです。
先端のやわらかい部分は、酢のものや和え物に。
中央の歯ごたえのある部分は、煮物や炒め物に。
重曹でたけのこのあく抜き、なぜ?
たけのこのあく抜きと言えば、一般的にはぬかを使うと思いますよね。
でも、重曹を使ってあく抜きをすることができます。
重曹は今はいろいろなことに使われているので、スーパーなどでも簡単に購入できますよね。
なぜ、重曹であく抜きができるのでしょう。
たけのこのあくの主成分はシュウ酸とホモゲンチジン酸で、採取から時間が経つに従い増えていきます。
シュウ酸は水に溶けますが、ホモゲンチジン酸はアルカリ性の水に溶けやすいという性質があります。
重曹は水に溶けるとアルカリ性になります。
そのため、重曹を使ってもあく抜きができるのです。
ここで注意ですが、重曹は用途に応じていろいろな種類のものがあります。
あく抜きで使う重曹は食用のものを使ってくださいね。
重曹を使ったたけのこのあく抜きの方法
重曹を使ったたけのこのあく抜きの方法とは。
①重曹は1リットルの水に小さじ1の割合です。
たっぷりのお湯を沸かし、重曹を入れます。
②皮をむいて、半分に切ったタケノコを鍋に入れます。
③沸騰したら弱火にして、30分くらい茹でます。
たけのこの固い部分に竹串がすっと通れば完成です。
煮汁は茶色くなっています。
茹で上がったたけのこは、そのまますぐにお料理に使うことができます。
すぐに使わない場合は、新しい水に浸けて冷まします。
冷めたたけのこは、密閉容器に入れて、たけのこが完全に浸かるくらい水を入れ、冷蔵庫で保存してください。
保存する場合、茹でたたけのこからもあくが出てくるので、水は毎日交換し、2~3日で使い切ってくださいね。
まとめ
重曹を使ってあく抜きをすると、片付けも簡単だし、
重曹はまたほかのことにも使えるので便利ですね。
おいしいたけのこ、美味しいものを選び、美味しくいただいてくださいね!